ドリルドライバーとインパクトドライバーの違いは?
初心者はどれを選べばいいの?
結論から言うと、インパクトドライバーとドリルドライバーの違いは、トルク=締め付ける力です。インパクトドライバーの方が、「回転+打撃」によってパワフルにネジ締めや穴あけが可能です。
ドリルドライバーとインパクトドライバーの違いは以下の通りです。
ドリルドライバー | インパクトドライバー | |
仕組み | 回転のみ | 回転+叩く |
トルク | 50~150N・m | 50~650N・m |
トルク調節 | できる | できない |
スピード | 遅い | 速い |
音:大きい | 小さい | 大きい |
用途 | 繊細な作業など | 長いネジの締め付けなど |
価格 | 1000円~8万円 | 5000円~20万円 |
DIYにハマり色んな家具や小物を制作しています。
作り方や工具について解説しています。
この記事を読んでいただければ、あなたにピッタリの電動ドリルの選び方が分かりますよ。
インパクトドライバーと電動ドリルドライバーの違い
インパクトドライバーとドリルドライバーの違いは、トルク=締め付ける力です。
大きな違いはトルク=つまり締め付ける力です。
トルクが強いのがインパクトドライバーでして、長いビスも難なく締め付けることが可能です。なぜなら、インパクトドライバーは回転と同時に打撃を加えていくからです。
2つの違いをまとめると以下の通りです。
ドリルドライバー | インパクトドライバー | |
仕組み | 回転のみ | 回転+打撃 |
トルク | 50~150N・m | 50~650N・m |
トルク調節 | できる | できない |
スピード | 遅い | 速い |
音:大きい | 小さい | 大きい |
用途 | 繊細な作業など | 長いネジの締め付けなど |
価格 | 1000円~8万円 | 5000円~20万円 |
ドリルドライバーの特徴
ドリルドライバーは、回転させるだけのシンプルな仕組みです。
トルクが劣りますが、簡単な家具の組み立てには問題ありません。
特徴①: 仕組み:「回転のみ」
ドリルドライバーの仕組みは回転させるだけのシンプルなものです。
「穴を開ける」、「ビス止めをする」という基本的な作業が出来ます。
簡単なビス止めをするだけなら問題ありません。
特徴②: トルク:弱い
ドリルドライバーのトルクはインパクトドライバーと比べると弱いです。
トルクは50~150N・mほどです。
そのため、しっかりと押さえつけて作業する必要があります。
下穴なしにビス止めしたり、長いビスを入れるのには向きません。
とはいえ、一定のトルク以上は出ないのでビスを締め付けすぎる心配はいりません。
ビスが深く入って負荷がかかると、ドリルのトルクが足りなくなって止まります。
そのため、締めすぎにて木材を割ることはほとんどありません。
特徴③: トルク調節:できる
ドリルドライバーは、トルク調節機能が付いた製品が多いです。
そのため、慎重に作業したいときはゆっくりに設定することができます。
特徴④: スピード:遅い
インパクトドライバーに比べるとスピードは遅いです。
スピードが遅いので、初心者でも扱いやすいですね。
特徴⑤: 音:小さい
音は小さめなので、アパートやマンションでも安心して使えます。
特徴⑥: 用途:繊細な作業など
上記の通り、トルクが弱めで、スピードもゆっくりなので繊細な作業に向いています。
小型の木工製品を作る方や、簡単なビス止めなどに向いています。
女性や子供でも扱いやすいのがドリルドライバーです。
特徴⑦: 価格:1000円~8万円
価格は、1000円~8万円のものまで幅広いです。
パワーや機能によって価格が変わります。
安すぎる製品は、パワーが足りず長時間使えないものが多いです。
また、価格が上がるとトルク調節やLEDライト付きなど高機能になっていきます。
安い製品:パワーが足りない
高い製品:高機能
初心者には5000円ほどの商品が無難かと思います。
ちなみに僕は、3000円ほどのドリルドライバーを2年ほど使っています。
インパクトドライバーの特徴
インパクトドライバーは、ドリルドライバーとは仕組みが異なり、パワフルにビス止めできます。
「長いネジのビス止め」や「下穴なしのビス止め」などが可能で、本格的に日曜大工をしたい人向けです。
特徴①: 仕組み:「回転+打撃」
「回転+打撃」という仕組みで、しっかりビス止めしていけます。
負荷がかかると打撃が加わり、強く締め付ける仕組みです。
負荷がかかると回転が止まるドリルドライバーとは異なります。
特徴②: トルク:強い
トルクが強いのでしっかりと締め付けることができます。
50~650N・mほどのトルクの商品があります。
ドリル自体が打撃を加えてくれるので、しっかりビス止めできます。
その代わり、締めすぎて木材に割れが生じないように注意が必要です。
特徴③: トルク調節:できない
トルク調節ができないので、締め付けすぎる恐れがあります。
ビスの入り具合をしっかり見ながら作業しましょう。
特徴④: スピード:速い
スピードは速いので、たくさんの作業を行う人に向いています。
たくさんのビス止めをこなしていく大工さんには、なくてはならない道具ですね。
特徴⑤: 音:大きい
内部のハンマーの打撃音があるため、大きな音がします。
近所迷惑にならない場所と時間を選んで作業しましょう。
特徴⑥: 用途:長いネジの締め付けなど
「長いビスの締め付け」や「下穴なしのビス止め」が可能です。
ビットを交換すれば「ボルトの締め付け」などもできます。
大型家具の政策や、多数のビス止めをする人向けです。
特徴⑦: 価格:5000円~20万円
価格は5000円~20万ほどまであります。
5万円ほどのインパクトドライバーを使用する人が多いと思います。
初心者は、トルクを抑えめにした7000円程度のインパクトドライバーが、むしろ使いやすいですね。
ドリルドライバーではトルクが足りなかった
これまで3000円ほどのドリルドライバーでDIY作業をしてきましたが、トルクが足りないことが多々ありました。
「下穴なしのビス止め」ができませんし、「下穴を開けたのに長いビスが入ってくれない」などで苦労しました。
それで、インパクトドライバーの購入を検討し始めました。
同じ失敗をしないために、DIYを始めた方にはインパクトドライバーをお勧めします。
最初からインパクトドライバーを使おう
DIY初心者の方も最初からインパクトドライバーを選びましょう。
むしろ、トルクを抑えめにした1万円程度のインパクトドライバーがおすすめです。
注意点は締め付けすぎになることですが、トルクを抑え目のインパクトドライバーを慎重に使えば問題ないかと。
ドリルドライバーを買って後で後悔することのないようにして下さい。
初心者向けのインパクトドライバーとは
初心者はトルクを抑えめにしたインパクトドライバーが使いやすいです。
100N・mを上回るくらいのトルクのインパクトドライバーなら、締め付けすぎずに使いやすいです。
TD110DZ
安定のマキタ製インパクトドライバーです。
トルクは110Nmなので、締め付けすぎの心配が少ないです。
FWH12DAL (2ES)
ハイコーキ製で、トルク110N・mのインパクトドライバーです。
バッテリー、充電器も揃っています。
JID160
アイリスオーヤマのすべてそろったインパクトドライバーです。
トルクは160N・mとやや強めです。
まとめ
ドリルドライバーとインパクトドライバーの大きな違いはトルク=つまり締め付ける力です。
トルクが強いのがインパクトドライバーでして、長いビスも難なく締め付けることが可能です。
2つの違いをまとめると以下の通りです。
ドリルドライバー | インパクトドライバー | |
仕組み | 回転のみ | 回転+叩く |
トルク | 50~150N・m | 50~650N・m |
トルク調節 | できる | できない |
スピード | 遅い | 速い |
音:大きい | 小さい | 大きい |
用途 | 繊細な作業など | 長いネジの締め付けなど |
価格 | 1000円~8万円 | 5000円~20万円 |
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