DIYでは、どっちを選べばいい?
DIY作品を、きれいに仕上げたい
DIY作品を、きれいに仕上げたいですよね。そのためには、きれいに塗装するのが大事。
そこで、ポイントになるのが「どの塗料を使えばいいのか」ですね。
結論から言うと、DIYに使うなら水性塗料です。なぜなら、有害物質を含まず臭いもなくて扱いやすいから。仕上がりもきれいで、性能も良くなっていますよ。
※この記事では、木材の塗料について解説していきます。
水性塗料と油性塗料の違いは以下の通りです。
水性塗料 | 油性塗料 | |
色むら | 出やすい | 出にくい |
耐久性 | とても良い | 良い |
臭い | ほぼなし | かなりある |
有害物質 | ほぼなし | あり |
乾燥時間 | やや長い | 短い |
本業は薬剤師ですが、趣味はDIY。
道具や塗料にも詳しくなりました。
この記事を読んでいただければ水性塗料と油性塗料の違いが分かりますよ。
水性塗料と油性塗料の違い
きれいに塗装して、DIY作品をかっこよく仕上げたいですね。
水性塗料 | 油性塗料 | |
色むら | 出やすい | 出にくい |
耐久性 | とても良い | 良い |
臭い | ほぼなし | かなりある |
有害物質 | ほぼなし | あり |
乾燥時間 | やや長い | 短い |
DIYには、水性塗料をおすすめします。
水性塗料は、臭いや有害物質がないので、とにかく扱いやすいです。乾燥に数時間かかりますが、乾いてしまえば油性塗料よりも耐久性があります。
水性塗料の方が、多少のムラが出やすいですが、DIY作品としては問題ないレベルかと。
水性塗料の特徴
水性塗料について、さらに詳しく解説していきます。
水性塗料のメリット
水性塗料のメリットは以下の通りです。
水性塗料のメリット
①臭いがほぼない
②有害物質がほぼない
③耐久性がある
メリット①: 臭いがほぼない
水性塗料はにおいがほぼないので、家の中でも使いやすいです。
メリット②: 有害物質がほぼない
有害物質がないので子供がいても安心です。
供は色を塗るのが大好きなので、一緒にペンキ塗りをすると喜びますよ。家族で楽しくDIYができますね。
メリット③: 耐久性がある
水性塗料は、とても耐久性があります。
水性塗料は、水で薄められたりできて扱いやすいですが、乾くとしっかり耐久性があるんです。
水性塗料には造膜タイプと浸透タイプがありますが、どちらも耐久性があります。造膜タイプの塗料なら、乾いてからしっかりとした膜を作って木材を保護してくれます。浸透タイプの塗料だと、塗料の成分がしっかり浸透して内部から木材を丈夫にしてくれます。
水性塗料のデメリット
水性塗料のデメリットは以下の通りです。
デメリット①:乾燥に数時間かかる
デメリット②:油性塗料よりムラが出来やすい
デメリット①:乾燥に数時間かかる
水性塗料は、乾燥に時間がかかります。
数時間かかるので、しっかり予定を考えて作業しましょう。
1~2時間で乾く塗料もありますが、もっと長時間かかるものもあるので、乾燥時間もチェックしましょう。
デメリット②:油性塗料よりムラが出来やすい
油性塗料に比べるとムラが出来やすいです。
とはいえ、これもDIYらしくていいんじゃないですかね。
油性塗料の特徴
次に、油性塗料について解説していきます。
正直、DIYにはあまりおすすめしませんが、特徴を押さえておきましょう。
油性塗料のメリット
油性塗料のメリットは以下の通り。
メリット①: ムラがでにくい
メリット②: 乾燥時間が短い
メリット①: ムラがでにくい
油性塗料は、塗った時に自然と表面が滑らかになります。
そのため、ムラが出にくくプロ並みの仕上がりになります。
「とにかく仕上がりにこだわりたい」という方は油性塗料を使ってみましょう。
メリット②: 乾燥時間が短い
有機溶剤なので乾燥時間が短いです。
早く乾くので、効率的ですね。
油性塗料のデメリット
油性塗料のデメリットは以下の通り。
デメリット①: 臭いがきつい
デメリット②: 有害物質がある
デメリット③: 薄めるには「うすめ液」が必要
デメリット①: 臭いがきつい
言うまでもなく臭いがきついので、DIYで家の中で使うのはやめておきましょう。
デメリット②: 有害物質がある
基本的に有害物質があるので、外で使いましょう。
そして、小さいお子さんが触らないように注意しましょう。
デメリット③: 薄めるには「うすめ液」が必要
言うまでもなく水で薄められません。
薄めたいときには、「うすめ液」使いましょう。
「うすめ液」を買う必要があるので、コスパ的に微妙ですね。
DIYには水性塗料がおすすめ
結論として、DIYには水性塗料がおすすめです。臭いもなく、有害物質もないので、部屋の中でも安心して使えます。
水性と言うと耐久性が劣るイメージがあるかもしれませんが、乾くと耐久性が高いのが水性塗料です。
というわけで、僕はいつも水性塗料を使っています。
目的に合わせて水性塗料を選ぼう
一口に水性塗料とは言ってもいろんな種類があるので、用途に合った水性塗料を選んでいきましょう。
「屋内家具向け」水性塗料
屋内家具には自然由来の塗料がおすすめです。僕は、ターナー色彩ミルクペイントを使っています。
森永乳業のミルク原料を使用した安心安全の水性ペイントです。
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以下のテーブルの脚は、ミルクペイントで仕上げました。
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「屋外家具向け」水性塗料
屋外家具には、屋外用の水性塗料を使いましょう。耐水、防腐、防虫効果のあるものがおすすめです。
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木目を生かすなら、浸透タイプの水性塗料がおすすめです。
僕が使っているのは、ウッディガード。木材の内部に浸透して防腐効果を高めつつ、木目を生かしたきれいな仕上がりです。
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浴室向け
浴室向けの水性塗料もあります。耐水性がしっかりしていて、防腐、防カビ効果があります。
浴室は最高にカビが生えやすいので、必ず専用の塗料を使いましょう。
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まとめ
この記事では、水性塗料と油性塗料の違いを解説してきました。
まとめる以下の通り。
水性塗料 | 油性塗料 | |
色むら | 出やすい | 出にくい |
耐久性 | とても良い | 良い |
臭い | ほぼなし | かなりある |
有害物質 | ほぼなし | あり |
乾燥時間 | やや長い | 短い |
臭いや有害物質がないので、とにかく扱いやすいです。乾燥に数時間かかりますが、乾いてしまえば油性塗料よりも耐久性があります。
用途にあった水性塗料を選びましょう。
屋内家具向け
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屋外家具向け
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浴室向け
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